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〜ファミール西八王子〜

 

計画概要

改修前

改修後

 

写真等

 

名称

ファミール西八王子

 

敷地面積

2,767.7平方メートル(1号棟:1,284.07平方メートル、2号棟:1,483.63平方メートル)

 

総戸数/棟数

68戸/2棟(1号棟:20戸、2号棟:48戸)

 

構造/階数

1号棟:PC造/地上4階建て  2号棟:SRC造/地上8階建て

 

延べ面積

4,454.05平方メートル(1号棟:1,536.56平方メートル、2号棟:2,917.49平方メートル)

 

主要な改修工事

  • エレベーター改修工事(1号棟:増築、2号棟:更新)、2号棟妻壁の外断熱工事
  • 給排水・給湯設備更新工事

 

立地

東京都八王子市散田町 JR中央線西八王子駅からバスで約5分 
準工業地域(200%/60%)

工事概要

工事名称
1.ファミール西八王子第二回大規模修繕工事
2.ファミール西八王子給排水・給湯管設備更新工事
設計管理
 
(有)共同設計五月社一級建築士事務所
施工
 
大規模修繕工事:清水建設(株)
給排水・給湯管
設備更新工事 
(株)シミズ・ビルライフケア
大規模修繕工事
の工事種目
 
1.仮設工事 2.外壁等躯体改修止水工事 3.防水工事
4.外壁等の塗装工事 5.昇降機新設・更新工事
6.鉄部金物改修工事 7.鉄部塗装研磨清掃工事
8.外構改修工事 9.電気設備改修工事
大規模修繕工事
総事業費約1.01億円(内:公庫借入金0.63億円)
費用負担
約149万円/戸
設備更新工事
総事業費約1億円(全て公庫借入金) 
費用負担
約147万円/戸

事業経緯

昭和49年5月 竣工
平成11年6月 大規模修繕工事業者決定・説明会
平成12年1月 大規模修繕工事竣工
平成13年10月 排水管・高架水槽漏水
平成15年5月 総会にて工事の実施を決定
平成15年12月 工事完了

特徴等

  • 平成10年8・11月、大規模修繕工事のための調査を実施。エレベーターが既設の2号棟では、耐震性能への不安があり、未設置の1号棟ではエレベーターの設置を望む声が上がった。第二回大規模修繕工事として、エレベーターの設置工事を平成12年1月までに実施
  • その後、平成13年10月に排水管・高架水槽が漏水。約1.5年をかけて調査、方針決定。
  • 住宅金融公庫のマンションリフォームローンの借入れ

実現の要因

1.工事の必要性(エレベーターの設置や更新の声、漏水の頻発等、必要性が認知されていた)
2.建替えではなく長期にわたって住み続けることを念頭に置いた長期修繕計画の存在
3.委員会、理事会の指導力

課題

1.既存不適格(専有物(窓ガラス・給湯器)の不適格は解消できず)
2.居住者が住み続けながらの改修工事(階段の仮使用申請、2号棟EV更新工事の工期短縮)

 

〜笠幡住宅〜

 

計画概要

改修前

改修後

 

写真等

 

名称

笠幡住宅

 

敷地面積

34,821.76平方メートル

 

総戸数/棟数

400戸/13棟

 

構造/階数

RC造/地上4階・5階建て

 

延べ面積

23,313.25平方メートル

 

主要な改修工事

  • 駐車場の増設、駐輪場の増設などの屋外整備。駐車場監視カメラの設置
  • 自治会館の新築

 

立地

埼玉県川越市笠幡 JR川越線笠幡駅から徒歩約5分
市街化区域・市街化調整区域(両区域にまたがっている)

工事概要

工事名称
1.笠幡住宅団地屋外環境整備事業
2.笠幡住宅自治会館新築工事
設計管理
 
(有)共同設計五月社一級建築士事務所
施工
 
清水建設(株)
屋外環境整備事業の工事種目
  : 1.仮設工事 2.既存汚水処理場解体除去工事
3.既設路盤・造園工作物等解体除去工事 4.路盤舗装工事
5.自転車置場遊具等工作物工事 6.植栽工事
7.電気設備改修工事 8.機械設備改修工事
屋外環境整備
総事業費約2.55億円(借入金無し)
費用負担
約64万円/戸
自治会館工事
総事業費約0.99億円(内、0.154億円助成等)
費用負担
約21万円/戸

 

事業経緯
昭和53年 建設(昭和56年住都公団分譲)
平成12年以前 笠幡住宅整備21プロジェクト発足
平成12年5月 委託業務契約
平成13年2月 全体居住者説明会
平成13年7月 工事着工
平成14年4月 竣工

特徴等

  • 従前は、駐車場不足による違法駐車の常態化、少ない夜間照明、車上荒らし、駐輪場の不足、手狭な集会所等の課題あり。
  • 屋外環境整備事業費は全て修繕積立金会計より、自治会館新築工事費は約85%を修繕積立金会計より、残る約15%を自治会費と市からの助成でまかなう。
  • 自治会館工事の発注主体は自治会のため、従前積立金を管理組合から自治会に寄付。

実現の要因

1.駐車場不足などの不具合を解消したいという要望 
2.プロジェクトチームの指導力
3.下水道整備により汚水処理施設が不要となり自治会館(集会所)の用地が確保できたこと
4.川越市の補助、助成金があったこと(市自治振興課10百万円、高齢者生きがい課5百万円)

課題

1.一団地認定変更(認定図書が保管されていない等の理由により手続きに手間取った)
2.自治会館工事の発注者を自治会とせざるを得なかったこと

 

〜グリーンサイド東青梅〜

 

計画概要

改修前

改修後

 

写真等

▲改修工事の状況
▲サッシの二重化
▲外断熱工事
▲玄関扉の更新

 

名称

グリーンサイド東青梅

 

敷地面積

2,912.75平方メートル

 

総戸数/棟数

住戸85戸+店舗6戸/1棟

 

構造/階数

RC造/地上8階建て

 

延べ面積

5,815.60平方メートル

 

主要な改修工事

外壁の外断熱改修、サッシの二重化(第二回大規模修繕工事に含む)

 

立地

東京都青梅市東青梅 JR青梅線青梅駅から徒歩約5分
第一種住居地域・第一種中高層住居専用地域(200/60)

工事概要

工事名称
グリーンサイド東青梅第二回大規模修繕工事
設計管理
  : (有)共同設計五月社一級建築士事務所
施工
  : フジミビルサービス(株)
工事種目
  : 1.仮設工事 2.外壁等躯体改修工事 3.防水補修工事
4.外壁等の外断熱工事 5.外壁等の吹付塗装工事
6.サッシ・鉄製建具等改修工事 7.鉄部塗装研磨清掃工事
8.設備改修工事(換気扇・照明器具等)
総事業費
1.66億円(内:公庫借入金0.55億円)
費用負担
約183万円/戸

 

事業経緯
平成15年春 長期修繕計画承認
平成15年12月 工事着工
平成16年8月 竣工

特徴等

  • 従前は、断熱材不足による結露や前面道路(成木街道)の激しい騒音に悩まされる状況
  • 第一回目の大規模修繕工事は10年前に終了。以前は長期修繕計画なし。
  • 住宅金融公庫のマンションリフォームローンの借入れ
  • 各種法律との整合を図ることについては特に問題とならなかった。

実現の要因

1.区分所有者の要望(断熱不足・結露被害の多さ、自動車からの遮音性向上の要望)
2.区分所有者の不満に応えた改修設計と工事であったこと

課題

1.共用部分と専有部分の明確化(サッシ・玄関扉等は共用部分とし、工事範囲に含める)
2.室内工事(サッシ、玄関扉や換気扇ダクト工事、インターホン工事等)が多く在宅が必要とされたこと

 


マンション再生協会