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(1)合意形成 (2)計画手法 (3)手続き・法制度 (4)その他(マンションのタイプ別等)
1.再生計画手法の多様化・充実化
  • 建替え事例の総括で記したように、隣地の活用等、多様な計画手法が採用されている。区分所有法の改正の結果、敷地の同一性要件が緩和されたことが背景にある。
  • 合意形成を進める上で、再生計画手法の選択肢は多様なほうが望ましい。その例として、建替え事業経験者の指摘にあるような「別敷地での建替え」や以下のような隣接地での既存マンション並存型建替えのような方法が挙げられる。こうした多様な計画手法を模索していくことが必要である。

隣接地を含めた既存マンション並存型建替え事業のイメージ

2.居住者の負担を軽減する再生手法の開発
マンションの再生で重視すべきことは、居住者の存在である。仮移転を少なくするような建替え手法や住み続けたままで改修を行える工事技術等、負担をできるだけ少なくする手法の開発に努める必要がある。


マンション再生協会