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配管や配線の地震対策は、どのようなものがありますか?
   

建物導入部分の耐震方法

建物導入部分の配管や配線は、地震や地盤沈下による変位が生じるので破断しやすい所です。

これらの部位は、「フレキシブル継手」や「可とう性のある継手」を設け、変位を吸収する必要があります。

表−局部震度法による建築設備機器の設計用標準震度


出典)建築設備耐震設計・施工指南((財)日本建築センター)




出典)建築設備耐震設計・施工指南((財)日本建築センター)

エキスパンジョイント部分の耐震方法

エキスパンジョイント部分の配管や配線は、地震による変位が生じるので破断しやすい所です。

これらの部位は、「フレキシブル継手」や「可とう性のある継手」を設け、変位を吸収する必要があります。


図−エキスパンジョイント部分を通過する配管の耐震措置例

出典)建築設備耐震設計・施工指南((財)日本建築センター)


図−エキスパンジョイント部分を通過する電気配線の耐震措置例


出典)建築設備耐震設計・施工指南((財)日本建築センター)

立て配管の耐震方法
高層の建物を縦断する立て配管は、地震時における建物の層間変形に対して追随しなければなりません。一般に建物の層間変形は、鉄筋コンクリート造で1/200、鉄骨造で1/100を想定しますが、これを超えるおそれのある場合は、構造設計者とも相談し対応していくことになります。 下図は、固定すべき所は強固に固定し、動きに追随させる所は可とう性をもたせ柔軟に対応させるという耐震設計の考え方の例です。


図−建物の層間変形に対応する立て配管のイメージ

図−給水立て管のステンレス鋼管による耐震設計事例

継手は可とう性のある「ハウジングジョイント」を採用。管軸方向に対し最小で3度の変位吸収角をもっているので、1層2.75mの階高とすると1層あたり「144mm」の水平変位に対応できる。
通常、2本で1層分の立管となるので、この継手が1層当たり「288mm」の水平変位に対応でき、層間変位が1/105あったとしても追随できる計算となる。

      
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