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エレベーターを設置する方法と、その際の費用はどの程度でしょうか?
   
エレベーターの設置方法
エレベーターは高層建物には不可欠ですが、低層・中層(5階建て以下)住棟はウォークアップが可能として設置されてきませんでした。
高齢化社会に向けて、低・中層住棟にエレベーターを設置することが強く求められます。
エレベーターを建物内の共用スペースを改変して新設するか(一般的に建築基準法上の増築とならない)、既存の建物の外に張り出して新設するか(この場合は増築となる)によってその手続きや費用はかなり異なりますが、ここでは後者の場合について述べます。
(1)「廊下接続方式」
廊下型住棟の共用廊下にエレベーターを新築するもので、比較的容易に設置できます。
階段室型住棟へのエレベーター新設には「階段室踊場接続方式」と「各階着床方式」の2つの方法があります。
(2)「階段室踊場接続方式」
各階中間の踊場に着床する方法で、住戸玄関までは半階の段差が残り完全なバリアフリーとはいえませんが、居住したままで工事ができる利点があります。
(3)「階段室各階着床方式」
直登(テッポー)型の階段室の各階床に着床する方式で各階玄関まで完全バリアフリー化が可能です。が、通常の階段室を直登階段にするためには、階段を造り替えねばならず、その間階段は通行止めになります。そのため工事期間中、居住者には仮移転をしてもらう必要があります。
設置工事費
住棟の廊下や階段室前にエレベーターを設置する場合、その工事項目は以下のようになります。
   
(1) 基礎、及び昇降路の屋根・外壁などの建築工事
(2) かご、三方枠・扉、巻上機、制御板、釣合錘、ワイヤーなどのエレベーター機械工事
(3) 電気設備工事。警報、電話等の情報設備工事
(4) エレベーターと接続する既存建物部分の補修・改修工事
(5) エレベーター設置場所の地中埋設配管、配線の切回し工事
(6) 計画・設計監理料、確認申請料
中層5階建ての階段室型住棟に、踊場接続方式のエレベーターを1基設置する工事費は、
(4)・(5)及び杭工事を除き600〜700万円程度、それらをいれると800〜1,000万円程度といわれています。
※上記費用は、平成15年時点の調査によるものです。
 

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