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集会所・コミュニティセンター等の整備を行なうに際し、居住者の賛同を得るため、動機付けや効果を判りやすく示したいが、どのような方法をとればよいですか?
   
集会所等の役割と必要性
以下のように集会所・コミュニティーセンターの用途や目的を、わかり易く説明し、合意を得ましょう。
   
(1) 管理組合の活動が活発に行われるための場所が必要です。管理組合・理事会・各種委員会・植木や花の会などの管理組織が活発に、同時にいくつかの会議や会合が行えるようなスペースを確保する必要があります。
(2) 自治会・子供会・老人サークル・植木や花の会など、多様なグループ・サークルが形成され、良好なコミュニティーが形成される基礎となります。
(3) 突然訪れる人間の死。通夜・葬儀などの葬送儀礼に使いやすくする必要があります。お焼香など参列者のための動線の確保、受付・焼香・通夜ぶるまい等のスペース、受付や泊り込みのスペースなどが確保されることが望まれます。
(4) 各種サークルや団体のパーティー、寄り合い時の会食、忘年会、新年会、暑気払い、料理教室、葬儀の精進落し、通夜の夜食などのための調理スペース・配膳スペースを確保することも必要です。
(5) 団地の祭り、餅つき大会、盆踊りなどの行事のイベントのため、集会所と集会所廻りの広場などのスペースを一体的に利用できるようにする必要もあるでしょう。
(6) 音楽室、防音室など、マンションの住戸内では得られない機能・空間を確保することが望まれます。
(7) 高齢者が多くなった団地などでは、集会所の一部又は1棟に老人介護サービス又は診療所等を誘致することや、高齢者が団らんし交流できるデイケヤーセンターとして計画することも想定されます。
(8) 小さな子供たちと若い母親のための子育て支援施設(キッズルームや母親達の団らんスペース等)の整備も必要です。
(9) 管理事務室の拡充、管理組合の図書類の保管スペースの整備、団地内LANの構築による各住戸と管理センターの情報一体化など、マンションIT化の拠点とすることもできます。
(10) 各種サークルや団体の活動に使用する物品の倉庫・保管庫や、大地震などの災害に備えた備蓄倉庫としての機能を充実させる必要もあるでしょう。
集会所等の整備方法
具体的な集会所・コミュニティーセンターの整備方法としては、次のような方法が考えられます。
   
(1) 用途変更による集会所・コミュニティーの拡充(住み込み管理人室から通い型管理事務室への変更に伴なう管理人用住居の集会所への用途変更、不要となった施設の用途変更による集会室への改造、管理棟の建設等)
(2) 目的・動機に応じた既存集会所棟の増築、改築
(3) 目的・動機に応じた既存集会所棟の建替え
(4) 目的・動機に応じた集会所棟の新設、団地内の別棟・別の場所への建設(団地の中心、コミュニティーの中心の移動又は大規模団地の場合は機能の分散)
なお、計画にあたっては、高齢者・身障者も利用しやすいものにする必要があります。
特に、敷地内のバリアフリー化とあわせて、集会所・コミュニティーセンター内もバリアフリー(基本的に下足とし、はきかえ段差をなくし、集会室内は和室の上框部分を除き床面に段差をもうけない、要所に手すりを設置する、車イスで移動可能な通路幅や出入口幅を確保する、車イスで利用できる便所を設ける等)とすることが重要です。
 
 

マンション再生協会