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給水設備の改修を検討する場合、どのような視点から検討をすすめたらよいですか?特に、給水方式変更及び給水管の更生及び更新工事の選択は、どのように考えればよいか?
   

マンションでは、公共水道水を一旦、受水槽や高置水槽などに貯めてから、各住戸に送る「専用水道方式」が多く採用されています。
この方式では、水槽内の水道水が腐敗する恐れがあるため、塩素を混入して殺菌し、水の腐敗を防止します。
マンションの水が特に塩素臭いのはこのためです。
最近、地方自治体の水道局では、送水管の水圧を上げ、マンションに水槽を設けずに、公道の送水管からマンション内の共用管に直接接続する「直結給水方式」や、敷地内に増圧ポンプを設けて水圧低下時にはこれで増圧しマンションの共用管に給水する「直結増圧給水方式」を積極的に推進するようになりました。
これらの方式では、マンション内に水槽が不要となり、水槽内での腐敗防止の殺菌も必要なくなって衛生的になるばかりでなく、公共の水道水の味がそのまま保持されるようになります。

給水管改修工事
給水官は材質と工法及び水質により耐用年数が変わってきます。
塩ビライニング鋼管でネジ切継手の場合、都心部では早いところで十年過ぎ位いから赤水や漏水が出始め、15年から25年位で対策を必要とするようになります。
対策としては、延命策と更新(取替え)があります。
延命策は、既存管の内部の錆を除去し、新たな錆が発生しない(しにくい)仕組みをつくる方法で具体的には、エポキシ樹脂ライニング工法(更生工法といえば一般的にこの工法)、電気防食工法、磁気防錆工法、脱酸素工法、塩化カルシウム工法などがあります。
更生工法は、国の審査証明を受けたものが数工法あり、信頼できる工法とされていますが、防錆塗料の環境ホルモンによる影響を心配する声もあります。電気・磁気工法などでは水がおいしくなるとうたっているものが多いようです。
更新工法の場合、更新する管材は塩ビライニング鋼管(防食継手)が主ですが、ステンレス管も普及してきています。
専有部分内では、施工が容易で腐食の心配のない塩ビ管、樹脂管(ポリブデン管、架橋ポリスチレン管)等で更新するのが多いようです。
 
 

マンション再生協会